こんにちは!
息子(小4)は3年生からクラブチームの選手コース(Bチーム)で頑張っています。
いわゆる習い事サッカーから競技サッカーへと変化していき、今や生活の大部分をサッカーが占めています。
3年生で過ごした一年間はリーグ戦などの大事な試合ではほとんど出場できない、なんてことも多かったことから親も子もモヤモヤした日々を過ごしました。
ですが最近になってコーチからの信頼も得られ、スターティングメンバー入りし、試合の出場時間もチーム内ではトップを争うようになってきました。
サッカー素人の私ですが、息子にどんな変化があったのか、どんなことをやってきたのかを観察してきたのでお伝えできればと思います。
また、「少年サッカーあるある」についてもお話しできればと思いますのでご覧いただけると嬉しいです♪
息子の変化
ポジションに納得した
息子のポジションは基本的にはサイドバックです。サッカーを始めた子はみんな「自分がゴールするところ」を思い描くと思います。いざ選手コースに抜擢されて喜んでいるところに、あてがわれたポジションがサイドバックでディフェンス多め、シュートチャンスはあまりない、と納得できていませんでした。
そのせいでボールを追いかけない、ディフェンスしようとしない、なんてことが多々見受けられました。
親としては活躍しなくても必死に頑張っている姿が見られればそれでOKなのに、楽しくもなさそう…。
納得できるまでの過程では「サイドバックの素晴らしさ」を息子に教えるために、日本代表や世界の名サイドバックプレーヤーの名場面集動画を見せたり、サイドバックも魅力的でやりがいのあるポジションだということ、シュートチャンスもたくさんあることを伝えました。
まだまだ精神的に幼いんだにゃぁ。
そうするうちにサイドバックとしての役割を果たそうと、前向きに頑張る様子が少しずつ見られるようになったのです。練習でも試合でもほとんどサイドバックで出ていたことから、次第にサイドバックとしての動きも身についてきていました。
そもそも身体的にも性格的にもサイドバックというポジションは息子にぴったりだと思っています。今は本人もやりやすいみたいで、課題は多いものの自ら進んでこのポジションについています。
パパとの自主練
「本人のやる気がないならサポートしない」という姿勢を貫いていた夫も、見るに見かねてついに立ち上がりました。
息子から誘われないならやらない、というスタンスを変え、先導して自主練に向かうようになりました。夫はもともと経験者だったのである程度サッカーの知識は持ち合わせています。
今の息子に足りないところを見つけ、近くの公園で少しずつ練習するようになりました。
主な練習メニューはこんなこと。
- 利き足では無い方の足を中心にボールタッチの練習。(息子は右利きなので左足強化のために右足軸足を重点強化)
- リフティング(目指せ100回。未だ達成出来ず…)
- ゴールキックやキーパーからのハンドキックなどの浮き球やバウンドボールの処理練習
- ディフェンス時の体の使い方(相手とボールの間に体を入れる、相手に体を当てるなど対人トレーニング)
- クリアやロングシュートなど遠くへ強く蹴る練習
- 1オン1(息子が一番好きな練習・いつも最後にご褒美的な感じで10番勝負!)
私も時間の許す限り付き合ってリフティングの回数を数えたり、パス合いっこしたりします。(息子が母とやってくれるのも今のうちですよね。)
運動能力を上げるトレーニングを少しだけ
息子の運動能力は高くありません。むしろ、ちょっと心配なくらい…。
運動能力や俊敏性を上げるためにYouTube先生に頼りながら「足が速くなるトレーニング」をしてみたりしました。
足の速さは才能じゃない!
継続しないとなぁ…。
サッカー漫画やゲームの影響
息子はお伝えした通り、フォワードで活躍できるような気迫も俊敏性も持ち合わせていません。
ですが、「サッカー」が少しだけ上手なように思うのです。
どういうことかと言うと、サッカー漫画「アオアシ」で言われているような上空から画を見る俯瞰する能力です。それが少しだけあるのかなぁ、と思います。そのため、やみくもにボールを追ったりせず、パスをフリースペースに出せたり、ボールを持っていない時のポジション取りが良くなっていたりと、上達が見えます。
サッカー漫画では「アオアシ」はもちろんのこと、「ブルーロック」も大好きで熟読しています。少なからずそういった漫画などから知識やマインドを得られているのかなぁ、とも思います。
Switchのゲーム、「FIFA23」も大好きです。
「空間認知能力は俯瞰的に映像を映しているサッカーゲームをやれば身に付く」とも言われているので、好きで手に取っていたものが良い影響をもたらしてくれたのかも知れません。
良かったらこちらの記事もご覧になってみてください。
どんな子が伸びてる?
年度の節目などにAチームとBチームのメンバー構成を見直すタイミングがあります。私が耳にした限りでどんな子が伸びたか、ということについてお話しできればと思います。
まだU10の子どもたち。どんな練習や練習量が適切なのか、わからなくなることありませんか?
練習のペースや量についても人それぞれで良いと思うのですが、チーム内で劇的に伸びた子は下の①②③④のどれに該当すると思いますか?
①基本練習+良いコーチの良質なレッスンを受けた子
②基本練習+公園などでマイペースにサッカー(友達と草サッカー)をした子
③基本練習+リフティングや壁打ちシュート練習などの個人でもできる練習をした子
④基本練習のみ
*基本練習とは週2日(1時間半)の全体練習のこと
答えは、③です。
③に該当する伸びた子は遠方でご両親も忙しく送迎が難しかったために、基本練習以外は全て自主練だったのです。
始めは5回程度しかできなかったリフティングも今では100回以上、キックの質も上がってコーナーキックなどもいつも任されるようになっていました。
近所にサッカーが好きなお友達もいないので一人で黙々とサッカーに向き合って努力してきたようです。
ちなみにリフティング練習は毎日「朝」にやっているそうで、早寝早起きの習慣も素晴らしいなぁ、と思った次第です。
ちなみにうちの息子は②のマイペースに練習してきたタイプになりますがコツコツと努力できる日はくるのでしょうか…。リフティングが上手な子のボールタッチはやはり違いますよね。
成長のカギはやはり自主性かにゃ。
少年サッカーあるある(こんな人もいた)
チームを出ていく子たち(移籍)
チームのトップを走る子はより高みを目指して移籍。クラブチームやコーチの方針に不満がある子も他チームへ移籍。こういったことはサッカーをやっていると頻繁に目にすると思います。同様に入ってくる子もいます。
コーチの変更もあるでしょう。
自分で動いて変化を起こすのもひとつの決断ですし、ずっと同じところに所属しているからといって今の環境やメンバーが永遠に続くこともありません。
自分(子ども)にとって何がベストなのか模索することも、サッカーを継続していく上では重要ですよね。
怪我や故障、成長過程の子どもたち
怪我や故障
スポーツをするにあたって怪我や故障は常に付きまといます。ですが、練習のしすぎで故障している子を見ると少し気の毒に思います。
少年サッカーって見ている親もおもしろくてついつい力が入ってしまうんですよね。練習すればするほど上手になる!という気持ちはわかるのですがオーバーワークになっている子も多くいるのではないでしょうか。
両脚にテーピングぐるぐる巻きになっている子なんかの話を聞くと、毎日のようにどこかのチームの練習に参加してるんだとか…。そんな状態では心身ともに疲弊してしまい、良いパフォーマンスに繋がりませんよね。
JFA(日本サッカー協会)の「指導指針2017」では、小学生がサッカーをする場合、その合計時間を1週間300分以内にすることを推奨しています。10歳までに関しては、1回60分以内の練習を週2回程度、週末に40分程度のゲームを1回行うのが望ましいとされているようです。
成長
今は成長期ということもあり、成長の過程でいろいろな弊害が出てくることもあるようです。
ついこの前まで華麗にドリブルやシュートを決めて活躍していた子が急に走れなくなっていました。
どうやら、背(足)が急激に伸びすぎて筋肉の成長が骨に追いついておらず走れなくなっているようなのです。確かに、急にグンッと背が伸びて足が細くてなが〜くなり、そんなこともあるんだなぁ、と。
それでも練習を怠らず、ひたむきに頑張っている姿が見られるので早く成長が追いついてくれるといいなぁ、と陰ながら応援しています。
いろんな保護者
少年サッカーは見ている保護者にとってはJリーグや日本代表戦などと同等レベルに夢中になってしまいます。いや、我が子が出ている、出ていないなどとなるとそれ以上です。たかが子どものサッカーだと分かってはいるのにSNSでも思い悩んでいる保護者をたくさん見かけます。
我がチームでも過剰な行動に出ている保護者もいました。いろんなエピソードがあるのですがまたの機会にしようと思います^^;
個人的には、レベルを合わせたチーム編成と全員に出場機会が与えられるような仕組みが整えば良いなぁ、と思っているのですが、なかなか難しいのでしょうか。
まとめ
さて、いろいろ書いてきましたが息子は毎日が戦いでいつどうなるか分からない、むしろやっと少し芽がでてきた程度です。Aチームにどうしても行きたい!という気迫もなさそうなので怪我や病気で休んでしまえばすぐにまた低迷期が来るでしょう。そしていろんな感情を経験するのかも知れません。逆も然りで、秘めたる闘志が爆発して奮起する時も来るのかも知れません。
いずれにしろ、楽しんで夢中になれることがあるというのは人生においてもとても貴重です。自分の納得のいくところまで継続することでひとつの財産としての体験になるのではないでしょうか。
サッカーという素晴らしいスポーツに出会えたことに感謝して私たちは引き続きサポート頑張りましょう!
最近は家族でJリーグ観戦も楽しんでいるのでまた記事に書ければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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