サッカー(スポーツ)の上達、成就を願う神宮があるってご存知ですか?
スポーツを頑張っている人なら神仏を味方につけてパワーを授かりたい、と縋りたくなることもあると思います。
今回はサッカーを頑張っている息子にうってつけの神様が祀られている京都の「白峯神宮」を参拝してきました。
スポーツを頑張っている人、また文武両道を実現させたい学生にもぜひ立ち寄ってもらいたいパワースポットです。
参考にしてもらえると嬉しいです。
京都「白峯神宮」
明治元年(1868年)、父・孝明天皇の遺志を継承した明治天皇の勅願により「白峯神宮」が創建されました。「蹴鞠」の宗家の跡地に建てられ、「まり」の守護神として「精大明神」が祀られています。その祭祀を白峯神宮が受け継いでおり、サッカーなどの球技をはじめとするスポーツ全般の守護神として知られ、参拝者が多く訪れています。
蹴鞠
今からおよそ1400年前、日本の歴史上でも有名な「大化の改新」は「蹴鞠」が縁となって仲を深めた中大兄皇子と中臣鎌足が成し遂げたことで広く知られています。
蹴鞠…相手に受け取りやすく打ち返しやすい配球をする勝敗のない平和な球技
今で言うリフティングやアシストの上手さを競うんだね〜!昔の人もサッカー(蹴鞠)から友だちになって仲良くなったりしてたんだね。
鞠庭(けまりをするところ)
毎年4月14日に「淳仁天皇祭」として蹴鞠保存会による恒例の「蹴鞠」が奉納されます。
今では「まりの神様」として崇敬され、日本サッカー協会をはじめ各種スポーツにおいて、使用された公式球が奉納されています。
崇敬…あがめ、うやまうこと
野球・サッカーを始めとする球技や新体操、また日々の習い事の上達を願う参拝者が多く訪れていて、修学旅行生たちの人気スポットとしても有名です。
(写真右奥には「キャプテン翼」の作者:高橋陽一先生が奉納したボールもあります。)
また、けまりはボールを落とさない事・落ちない事から、勉学の神 白峯天神様のご利益が学力を落とさない・試験に落ちないなどと縁起が良いとされています。
出典:白峯神宮HP
白峯神宮の見どころ
- 蹴鞠の碑
- 手で持つ本坪鈴
- 護摩木
- 文武両道の「牛像」
①蹴鞠の碑
白峯神宮は蹴鞠の道の宗家である公家の飛鳥井家の跡地にあり、邸内に祀っていた鞠の守護神「精大明神」をお祀りしています。
平成13年には「蹴鞠の碑」が完成し、碑中の鞠が「撫で鞠」であることが有名です。
一、鞠の守護神「精大明神」を二拝二拍手一拝の作法でお参りする。
二、縁起の石鞠を1回廻す。
このような祈りは神仏による不思議な計り知れないご利益があると言われています。
勝負ごとには運もつきものです。
どうかご加護がありますように…
②手で持つ鈴(本坪鈴)
本殿には蹴鞠型の珍しい鈴(本坪鈴)があります。
鈴緒を引いて鳴らす鈴ではなく、鈴を持ち上げて振って鳴らします。
これがけっこう重いのですが、片方は軽いので持てる方を鳴らしてみましょう。
鈴を鳴らすことは「鈴祓い」と言ってお参りする前の気持ちを整え、神前に立つ前の祓い清めの意味があるそうですよ。
③護摩木
鈴の横に護摩木もありました。
それぞれの願いが炎となって届けられます。
④文武両道の「牛像」
神宮や天満宮、と言われるところにはよく牛(撫牛)が置かれていますが、こちらの牛像はスポーツにちなんだとても珍しい牛像でした。
精大明神が祀られている地主社前に二体の牛像があります。
写真がわかりづらく申し訳ないのですが、前左足にはサッカーボール、おなかの下にラグビーボール、尾はラケットになっていて後左足にはスポーツシューズを履いています。
そして牛の前には石板があり、「文武両道」の字も見えます。
地主社には学業成就の白峯天神も祀られていることからスポーツの神と学問の神を合わせて表現された牛像が奉納されたそうです。
2018年に奉納されたとのことで、まだ歴史は浅いですが「文武両道」の成就を願って撫でたくなる牛像ですよね。
闘魂守(お守り)
お守り(闘魂守)のご紹介です。
白峯神宮に祀られている「精大明神」はスポーツ全般の守護神であることから日本で唯一の「闘魂守」を授かることができます。
お守りの周りには「根性育成」、「強い力と心」、「Try your BEST!」、「最善を尽くそう!」などと書かれていてなんだか力が湧いてきそうです。
輪になっているタイプのものはチームメイトと一緒に付けるのもおすすめなんだそう。結束力が高まりそうですね。
御朱印
白峯神宮の御朱印はこちらです。
シンプルで美しいですね。
白峯神宮
京都市上京区飛鳥井町261番地
公式HP:http://shiraminejingu.or.jp/
参拝時間:8:00〜16:30
さいごに
白峯神宮の他に、サッカーにちなんだ神様として知られている和歌山県の世界遺産「熊野本宮大社」があります。
JFA日本サッカー協会のマークに熊野本宮大社の「八咫烏」が使われていることでも有名で、ワールドカップやオリンピック前にサッカー関係者が参拝に訪れています。
「八咫烏」にはボールをゴールまで導いてくれますように、という願いが込められているようですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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